インセンティブ(Incentive)とは、広義には人や組織に特定の行動を促す動機づけ、誘因のことを意味する。
企業経営の場においては、社員のやる気を引き出すために、通常の給与とは別に、会社や社員の業績に応じて与える報酬をいう。
金銭が一般的であるが、物品,旅行や表彰などの形をとる場合もある。
インセンティブが付与される基準はあらかじめ公表されていることが多く、何をどれだけやればよいかがわかりやすく社員に伝えられることがインセンティブの特徴の1つである。
したがって、企業が社員に対してインセンティブを用意する場合、それが企業のめざす方向と一致しているかどうかを確認することが重要である。
例えば、売り切り型の営業から、顧客を抱え込んで中長期的な信頼関係の下で収益獲得を図る営業形態へと転換を迫られている企業かあるとする。
このような企業において、短期的な業績を基準とするインセンティブは、顧客との中長期にわたる信頼関係を犠牲にして、目先の売上獲得を社員に促してしまうおそれがある。
この観点から、インセンティブの付与に際しては、企業の中長期的な利益と社員の行動をマッチさせることの必要性が指摘されており、ストックオプションなどはその方策の1つといえる。
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